水溶性と不溶性の違い

kind02

食物繊維と言っても実は1種類だけではありません。食物繊維には2つの種類が存在しているのです。それぞれ水溶性と不溶性と区別されています。これらにはどういった違いがあるのか、詳しく解説していきます。

水溶性食物繊維

植物の細胞には「貯蔵物質」や「分泌物」などが含まれていますが、これらの事を食物繊維と呼んでいます。そして“水に溶ける”という性質があるのが大きな特徴となっています。

腸での作用

水に溶けるということから、食べた物の水分を抱え込みながらゼリー状になる作用があります。

ゼリー状になると、体に害がある物質が腸内で吸収されることを防ぐことが可能になります。そしてそのまま便になり排出されていくというのが、水溶性食物繊維の主な作用や特徴になります。

不溶性食物繊維

植物の細胞壁にある「構造物質」が食物繊維となり、水には溶けずに水分をどんどん吸収するという特徴があるのが「不溶性」です。

腸での作用

腸内で水分を吸い上げて膨らんでいきますので、腸の中にある壁が刺激されて「蠕動運動(ぜんどううんどう)」が活発になります。そして、食べた物のカスなどを便として排出する事が出来ます。

便の量が多くなるというイメージが適しているかと思いますので、そういったイメージで考えてみてください。


水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の大きな違いというのは、簡単に言えば「水に溶けやすいか、そうではないか」という部分になります。もちろん腸への効果なども、水に溶けるか溶けないかという根本的な部分の違いによって異なっていきます。ですから水溶性と不溶性に関しては基本的な作用が異なると言う事を覚えておくと良いでしょう。

どちらも体に対しては良い影響を与えてくれると分かっていますし、食事から摂取する事が出来る食物繊維なので、自分の体質や目的にあった食物繊維を摂取していくのがポイントになります。

【参考】食物繊維の分類と特性